2010年4月20日

吉林西站と市内を結ぶー吉林34路

34路に投入された大型車(2009.10 桃源広場にて)

霧氷で知られる街「吉林」は、省都長春の東方約100Kmに位置し、東西
南北に鉄道が走る交通の要衝である。2009年9月1日より、吉林鉄道駅
は大規模な改修工事のため閉鎖され、鉄道は吉林西站と江北站
分散して発着している。なお、改修工事は2010年10月1日に終了する
予定で進められている。

ここでは、吉林西站と市内を結ぶ34路を採り上げる。この路線は市の
南西部郊外に位置する源源熱電廠と市内中心部の百貨大楼を結ぶ
路線で、6:00~18:00に45回、約10~15分間隔で運行されてきた。


以前から活躍する中型車も健在(2009.10 桃源広場にて)

2009年9月1日より、吉林西站が長距離優等列車のターミナルとして
使われることになり、経路の延長と増発、さらに最終便の繰り下げが
実施された。これまで百貨大楼に発着していたものが、北へ延長され
吉林大街、バスターミナル最寄りの桃源広場、そして改修工事中の
吉林站まで運行される。大型のバスも投入され本数は倍増し、終バス
時刻は2時間延長され、18:30→20:30に改められた。

参考)
吉林信息港)9月1日吉林市公線路部分調整
http://www.0432.tv/Article_970_1/

さらに2009年9月14日からは、23:00へ終車時刻の繰り下げを実施し、
一時間毎に21:00、22:00、23:00の3本が設定された。
吉林省人民政府)

ここ半年あまり、鉄道で吉林を訪問される方は充分にご注意の上、
「西站は34路、江北站は30路」と憶えておくと便利であろう。

2 件のコメント:

  1. 鉄道が2つ以上のターミナルに分かれている例は少なくないのですけれど、一時的な変更となると補完するバスが増強されているにしても一見の旅行者には悩ましいことだと思います。

    >「西站は34路、江北站は30路」
    このようなこれに乗れば安心という経路を通る太い系統をピックアップしておくと便利で安心ですよね。
    「バス難民」にならないための最良の方法だと思います。

    乗りバスが目的になるとつい変な系統に惹かれわざわざ難民化してしまいますけれども(笑)

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  2. ASIA BUS CENTER2010年5月18日 21:31

    乗後景さん、コメントありがとうございます。
    昨秋吉林へは長春からバスで行き、数時間のみの滞在で
    虎躍快客で瀋陽に移動したのですが、あるはずの鉄道駅の
    気配がせず、疑問に思っていました。

    今年10月までの僅かな期間ですが、鉄道で吉林を訪問する
    方のの参考になればと思い、取り上げた次第です。

    >つい変な系統に惹かれわざわざ難民化
    その街に二泊くらいはする予定であれば、あてずっぽうに
    市内バスに身を任せて「難民」になることは、却ってその
    街を識る早道ともなりましょう。ただ中国東北は末班車
    (終バス)の時刻が早く、やむをえず打的してホテルへ
    帰ったこともありました。特に瀋陽は私にとって鬼門です。

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