2012年5月12日

【5/26】講演会のお知らせ



当ブログ運営者、私 ASIA BUS CENTER が、中国のバスと航空を
駆使した、新たな旅行について語ります。是非、足をお運びください。

来たる5月26日(土)、東京海外旅行研究会さんの例会(東京 目黒区内)
にて、私の講演会が行われることになりました。

今回は中国について取り上げ、バスと国内航空を組み合わせて、自在に
巡るノウハウなどについてお話します。

火車(鉄道)のたびは味があって良い反面、どうしても所要時間は長くなり、
かつ未だに切符の入手には手間がかかってしまいがちです。たびに占める
鉄道で移動する割合が高くなり、肝心の街歩きを楽しむ時間が少なくなって
しまうこともありました。

この10年あまりで飛躍的に高速道路網が整備され、各地でバスが縦横無尽
に走るようになり、直前に切符が買える手軽さや、小さな街へダイレクトに
入り込める便利さが生まれました。何より必ず座って移動できることも大きな
メリットといえましょう。




一方、航空も路線数・便数ともに大幅に増大し、激しい競争もあって、半額は
あたり前の割引運賃が出回り、大変気軽な足となりました。いま日本に就航
して話題の春秋航空はもちろん、ネット上で、各社それぞれの国内線割引運賃
をまとめて、英語で予約・決済できるサイトを活用することで、容易に奥地の
都市へもアクセスが可能になっています。

さらに、市内の街歩きに市内バスを活用するための方法について、伝統的な
市内地図に描きこまれたバス路線図を頼りにすることに加えて、8684(ハロー
巴士)や、マップバーなどのサイトを活用して、市内バスを乗りこなすノウハウ
などにも触れます。

何が旅のヒントになるようなことが、お話できれば幸いです。

当日参加OKとのことですので、直接会場にお越しください。 恐縮ですが、
参加費700円が必要になります点、予めご了承願います。

中国旅行にご興味のある方、ご参加をお待ち申し上げます。

なお、今回は台湾や韓国については取り上げませんので、 この方面は、
いずれまたの機会にご期待ください。

以下、東京海外旅行研究会さんの例会案内文より抜粋しました、
ご参考に供していただければ幸いです。

以下引用===
【日時】5月26日(土)13:30~(開場13:00)

【場所】目黒区 中小企業センター 2階 第一集会室
住所:目黒区目黒二丁目4番36号   電話 03-3711-1135

地図:http://homepage.mac.com/jaga_online/image/dendo_map.gif

【参加費】700円(一般)/300円(会員)

【スケジュール】

●13:30~14:50頃 旅行報告・旅行情報発表
(中略)
●15:30頃~17:00頃 講演会

『気軽に中国旅行
  ~バスと国内線LCCを組み合わせて~』

※当日の進行によって開始時間が前後する可能性があります。
事前にご了承ください。

講師:宇井良輔 氏(フリーライター、アジアバスセンター)

アジアバスセンター http://asiabuscenter.fc2web.com/
中国の高速バス事業者リンク集 http://www.geocities.jp/asiabuscenter/
ブログ・ASIA BUS CENTER CHINA  http://asiabuscenter.blogspot.com/

宇井良輔さんは知る人ぞ知るバス研究家です。ガイドブックなどを
通して、幅広くアジア各地のバス情報を提供しています。

『旅行人』165号(2011年12月刊)に「山東省の炭鉱トロリーバス」
を執筆されています。(http://www.ryokojin.co.jp/0f/no165box/165yokoku.html

今回は高速バス、市内バス、LCC国内航空を使って、リーズナブルな
旅行がしやすくなった中国の歩き方ノウハウについて語っていただきます。
気軽に身近な旅を考えている方に魅力いっぱいの内容をお伝えします。

※会場定員に限りがあります。満席の場合、立ち見になりますので、
お早めにお越しください。
===引用ここまで

さらに詳しい内容は、東京海外旅行研究会さんのサイト>
スケジュール>5月26日をご確認ください。

http://www.kaigairyoko.com/~kaiken/kaiken/schedule.html

ブログをご覧のみなさん、ご参加頂けますれば幸いです。また、ご興味の
ありそうな友人・知人にも、広くお知らせ願えますれば幸いです。

皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。
ASIA BUS CENTER こと宇井良輔

2010年4月20日

吉林西站と市内を結ぶー吉林34路

34路に投入された大型車(2009.10 桃源広場にて)

霧氷で知られる街「吉林」は、省都長春の東方約100Kmに位置し、東西
南北に鉄道が走る交通の要衝である。2009年9月1日より、吉林鉄道駅
は大規模な改修工事のため閉鎖され、鉄道は吉林西站と江北站
分散して発着している。なお、改修工事は2010年10月1日に終了する
予定で進められている。

ここでは、吉林西站と市内を結ぶ34路を採り上げる。この路線は市の
南西部郊外に位置する源源熱電廠と市内中心部の百貨大楼を結ぶ
路線で、6:00~18:00に45回、約10~15分間隔で運行されてきた。


以前から活躍する中型車も健在(2009.10 桃源広場にて)

2009年9月1日より、吉林西站が長距離優等列車のターミナルとして
使われることになり、経路の延長と増発、さらに最終便の繰り下げが
実施された。これまで百貨大楼に発着していたものが、北へ延長され
吉林大街、バスターミナル最寄りの桃源広場、そして改修工事中の
吉林站まで運行される。大型のバスも投入され本数は倍増し、終バス
時刻は2時間延長され、18:30→20:30に改められた。

参考)
吉林信息港)9月1日吉林市公線路部分調整
http://www.0432.tv/Article_970_1/

さらに2009年9月14日からは、23:00へ終車時刻の繰り下げを実施し、
一時間毎に21:00、22:00、23:00の3本が設定された。
吉林省人民政府)

ここ半年あまり、鉄道で吉林を訪問される方は充分にご注意の上、
「西站は34路、江北站は30路」と憶えておくと便利であろう。

2009年11月22日

長春~延吉は高速バスが便利

 


 吉林省東部、延辺朝鮮族自治州の州都である延吉へは、長春から高速バスで行く
のが便利だ。従来は列車で8時間以上を要し、運行本数も限られ非常に不便な区間
であったが、2008年秋より高速バスが運行され、僅か5時間で結ばれるようになった。

 運行は長春、延吉共に2事業者ずつ、計4者が「長延高速直客」のブランドで共同
運行を行っている。長春側は長春公路客運集団高速公司、吉林吉運、延吉側は
延辺東北亜客運集団、延辺運輸である。延吉側2事業者の車体には、朝鮮文字と
漢字が併記されており、朝鮮族自治州のバス事業者であることを実感する。







  運行は当初30分間隔だったが若干減便されたらしく、2009年10月時点で長春発は
約60分間隔の運行となっていた。また長春の公的なバス予約サイト「長春公路客運
総站」(http://www.ccglky.com/)によると、2009年11月23日の長春→延吉時刻表
は以下の通りである。
 6:00、7:00、8:00、9:00、10:00、11:00。12:30。13:30、14:30、15:30、16:30、18:00。
運賃は90.5元。 ほかに21:00発の寝台バスも運行される。(運賃123.5元)
 
 長春には長距離バスターミナルが三箇所あるが、延吉行きは長春火車站南側の
長春汽車中心站からのみ運行されている、このターミナルは2階の乗車券売り場で
切符を買い求めるのが便利だ。なお18:00でバスターミナルは閉まってしまうため、
21:00発のバスに乗車する方法は不明だ。



  
 延吉側では、街の中心部にある延吉北站が始発で、30分後に延吉火車站前に
ある小さなターミナルを経由してから高速に乗り長春へ向かう。東北亜客運站には
停車しない点に注意。2009年7月上旬時点で延吉北站に掲出されていた時刻表は
以下の通り。
5:30、6:30、7:30、8:00、8:30、9:00。9:30。10:00、10:30、11:00、11:30、12:30、
13:00、13:30、14:00、14:30、15:00、15:30、16:30、17:30、18:30。運賃91元。
現在は長春側と同様、約60分毎の運行になっていると思われます。



 私は2009年7月上旬に延吉→長春で乗車しました。運行スケジュールを記します。
延吉北站14:00→火車站前14:28→19:20長春汽車中心站外。(所要5時間20分)
途中16:57~17:12に{虫交}河SAで約15分休憩し、清潔で無料のトイレを利用でき
ました。バス車内にトイレはありません。座席は4列ですが、通路側にスライドする
機能がついており、割に快適でした。



  長春と延吉を結ぶ便利な高速バス、皆さんも一度お試しください。